昨年の5月に還暦を迎え、いよいよ人生も終盤かなぁと実感しています。
若い頃はいろいろと増やすこと、自分のためになるならと思って始めたことが多かったような気がします。気づけば抱えきれないほどのモノを持っていたり、時間が足りなくなったりしたことも。
でも、還暦を迎えたころから「これ、もうやめてもいいかもしれない、うん、やめたほうが良い」と思うことが増えてきました。
増やす人生から、整える人生へ。
そうやって手放してみると、不思議なくらい心が軽くなりました。
今回は、60歳になってわたしがやめたことを10個、正直に書いてみようと思います。
1:白髪を染めること

まず最初にやめたのは白髪染めです。
わたしは白髪は少ない方だと思っていたんですが、50代になると前髪や後頭部の白髪が増えてきました。
気にして白髪染めをドラッグストアで買ってきて染めたり、カラートリートメントを使ったりして「隠す」ことに必死になっていたんですよね。
でもあるとき、気づいたんです。
「誰に対して隠す必要があるの?」って。
白髪がないことで若く見えるのはわかっていましたが、そもそも若く見られたいの?って思うようになったんです。
5歳若く見えたからどうだっていうんだろう。年相応に見られるのがそんなにイヤなのかなって。
自分の年齢に自信をもっているからこそ、もう若く見えるための努力は辞めようと思いました。
2:寿命の長い動物を飼うこと

うちは2代にわたって約20年間、大型犬のゴールデンレトリバーと暮らしてきました。
最初の子は11歳のとき、2代目は9歳で亡くなりました。
2代目が亡くなったのが3年前。それからは自分の年齢を考えて寿命の長い動物を飼うのやめることにしたんです。
たとえば60歳のときに、平均寿命が10年以上もある動物を迎えるとどうなりますか。
自分は70歳以上。その間、大病をして面倒を見られないかもしれない。お散歩に行く体力がなくなっているかも知れないと思うと、飼うのが怖くなったんですよね。
今は13歳になるオカメインコと暮らしていますが、この子だけなら、まだ面倒を見る自信があります。
お散歩の必要がないネコちゃんを迎えることも考えましたが、腎臓病の良い薬ができたそうなので、ネコちゃんの平均寿命は革命的に伸びると言われています。
そうなると、ネコちゃんより自分たちの方が先に亡くなる可能性だってあります。
動物との暮らしが楽しいのは十分わかっていますが、もう新たに迎えることはありません。
3:キツい服や靴を身に付けること
若い頃は痛くてもキツくても、キレイに見える服を着たり靴を履いたりしていました。
ぽっこりお腹を凹ませるキツいガードル、少しでも背がスラッと見えるようなヒールのある靴。
痛いのもキツいのもガマンガマン…。
でももう辞めました。
人にキレイだと言われたくてガマンばかりしている人生に、なんの魅力も感じなくなったんです。
胸いっぱい空気が吸える服、足の指が自由に動く靴がどれだけ快適か。
自分の想う快適を追求すると、自然ときゅうくつな服や靴から、自然と離れていくことになりました。
4:気の進まない集まりへ参加すること

人付き合いって大切ですよね。
でも、気の進まない集まりだったら、無理して行く必要があるのかと60歳になったときに考えるようになりました。
還暦を迎えて思ったのは、1日たりとも無駄に生きたくないってこと。
作り笑顔で行くその集会、本当に人生に必要でしょうか。わたしはそうは思いません。
いい顔をして得られるものって、自分には不要なもののような気がしています。
気の進まない集会に誘われても、キッパリ断る勇気を持つと、本当に心の底から気持ちが楽になりました。
5:完璧に家事をしようと思うこと

家の中が整っていて清潔であることはとても良いことですよね。気分が良い。
でも、完璧にやる必要があるのかなと、60歳になったときに思いました。
少しくらいホコリがたまっていたって死ぬわけじゃない。少しくらい物が散らかっていたってどってことないって思うんです。
こうやって過ごしているうちに、しまいには「汚部屋」とかいわれるかもしれませんが、極端に汚れていなければそれでいいような気がします。
生活に困らない程度に、健康でいられる程度に清潔感があればいい。そう思います。
6:若い人と比べること
どうあがいたって、60歳は若い子には勝てません。体力もないし、仕事の面接だって、年齢ではじかれることもある。
でも若い子と比べて落ち込んでるヒマはないんですよね。1日だって無駄にできない。
勝てるのは精神的なものだけだと悟って、若い子と比べるのをやめると気が楽になりました。
7:自分を責めること
昔はできなかったことや失敗したことに対して、自分をやたら責める時期がありました。
「なんでこんなこともできないのか」「何をやってもダメだな」
でも今なら、「もういいや」と思える。
自分を責めてもしょうがないんですよね。やれるだけのことはやった結果なんだから。
頑張った自分を大切にしようと、心から思うようになりました。
8:夜ふかしをすること

若い頃は夜遅くまでテレビを見たり、ゲームをやったりして夜遅くまで起きていることが多かったですが、年齢を重ねるにつれ、夜ふかしが体に結構なダメージを与えることを実感するようになりました。
夜、自分の好きなことをする時間はとても有意義ですが、翌日の体調不良を招くようでは大人とは言えません。
体も頭もスッキリ過ごせるように、夜ふかしをやめることにしました。
9:人の評価を気にすること
わたしは昔から、人の評価を人一倍気にする性格でした。
「こんな格好をしたらどう思われるかな」「髪を金髪にしたいけど、どう思われるだろう」って。
でも、人ってビックリするくらい、人のことなんてどうでもいいんですよね。
わたしがよその人に対してあまり興味がないので、もしかして人の評価って、それほど気にしなくてもいいんだと思うようになりました。
10:夫へ小言を言うこと

うちの夫は家事をとてもよくやってくれます。夕飯も積極的に作ってくれますし、洗い物もしれくれますし、手があいていればゴミ出しもしてくれます。
でも、タオルのたたみ方が自分と違っていたら「こうやってたたんでほしい」とか、「台所のふきんは石けんでマメに洗ってほしい」とか、小言を言うこともありました。
夫はそのたびに「気を付けるわ」と言ってくれましたが、結局わたしの感謝の気持ちが足らなかったんですよね。
やってもらって当たり前だと思っていたんです。
でも、先の人生がもう短いことを実感し、夫婦いつまで仲良くいられるのかなと思うと、小言を言う気持ちそのものが、人生を無駄にしているのだと思うようになりました。
夫よ、いつも家事を手伝ってくれてありがとう。
まとめ
こうして書きだしてみると、辞めると心が整う。そんな実感があります。
なかには寂しく思うときもありますが、60歳からの人生は、自分をゆるすことが大切なんだと思います。
自分に素直に生きること。それが一番大事です。
もしあなたが60歳になってやめたことがあれば、どんなことですか?
ひとつ手放すだけでも、心が軽くなるかもしれません。

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