こんにちは! リエです。
きのうはマネーフォワード主催のセミナーに参加してきました。
第一部が「起業支援セミナー」で、これから起業する人のために税理士さんが登壇されていました。
キャッシュフローの大切さは身にしみてわかっていたつもりでしたが、今回きちんとお話を聞けて、より重要さが理解できたように思います。
そしてお目当ての第二部は「クラウド会計の良さとの各社の違い」セミナー。
これはマネーフォワードの社員の方が解説してくれました。
今回は私も使っているMFクラウド、そしてfreeeと弥生会計オンラインの違いなどが見えてきたので、これからどのクラウド会計を使おうか悩んでいる方に情報を共有したいと思います。
3社の料金の違い
私は個人事業主なので、個人事業主のプランをご紹介しています。
※法人の方はそれぞれのホームページでご確認をお願いします。
さてさて、料金の違いは・・・
MFクラウド | freee | 弥生オンライン |
月額800円 | 月額980円~ | 月額1,080円 |
料金はマネーフォワードの営業の方もおっしゃってましたが、似たり寄ったりです。でもMFクラウドは年一括で支払う場合は1ヶ月分オトクな8,800円になります。
freeeの980円~と書いたのは、スタータープランが980円ということであって、消費税申告対応や資金繰り、売掛/買掛管理のためのレポート作成ができません。それらをMFクラウドのように全ての機能を使おうと思ったら月額1,980円のスタンダードプランに申し込む必要があります。
弥生オンラインはキャンペーンをやっていてベーシックプランは初年度のみ年間6,480円です。このベーシックプランは既存のインストール型の弥生と同等の機能はすべて利用できます。
メインターゲットの違い
これは大きな違いがあって、MFクラウドと弥生オンラインは同じようなターゲットだと言えます。
MFクラウド | freee | 弥生オンライン |
簿記の知識がある方 | 会計初心者向け | 簿記の知識がある方 |
簿記の知識を持っている人に使いやすく、尚かつこれから簿記の知識を勉強しようと思っている人にも使いやすくというコンセプトで作られています。
一方freeeは、簿記の知識はないんだけど、確定申告が必要な開業したてのフリーランスや、会計初心者をターゲットにしています。逆に簿記の知識がある人には使いにくいです。
無料期間の違い
では、無料期間にはどんな違いはあるんでしょうか?
MFクラウド | freee | 弥生オンライン |
実質無料期間なし | 30日間お試し無料 | セルフプラン1年間無料 |
MFクラウドにはずっと無料で使えるプランがあります。でも月に仕訳が15件しかできません。15件って少なすぎっ!なので実質無料期間なしとしています。
弥生オンラインは後発ということもあって、キャンペーンゴリ押しです(笑)なんと1年間無料という…。でもこれは「セルフプラン」なのでメールサポートも何も一切なしです。

全部自分で解決できるねん
という方はお試しください。
サポートの違い
メールやチャットでサポートしてもらえると、なにかと助かりますよね。違いはどんな感じでしょうか。
MFクラウド | freee | 弥生オンライン |
メール・チャット | メール・チャット | メール・チャット・電話 |
サポートはプランによって違いがあります。
MFクラウドは「電話サポート付き」プランに加入すると電話サポートが受けられます。(年額17,200円※月割換算1,433円)
freeeは電話サポートにはプレミアムプランに加入する必要があります。(月額3,980円)
弥生オンラインはベーシックプランのみ電話サポートがあります。(年12,960円※月割換算1,080円)
会計初心者の方は電話でのサポートは心強い味方だと思いますが、慣れてくるとチャットサポートでも十分理解できるようになります。
チャットが便利なのでメールサポートは私は利用したことがありません。
きのうMFクラウドの営業の方がおっしゃってましたが、MFクラウドの電話サポートがすぐに繋がる確率は95%だと言うことです。
私はインストール型の弥生を利用していた時、なかなかつながらないし、「◯◯プランの方は1を押して下さい」というような機械アナウンスがあってイライラしてました。(笑)
連携サービス数の違い
MFクラウド | freee | 弥生オンライン |
約3,800社 | 約2,000件 | 約2,000件 |
連携サービスとは、銀行を初め、信用金庫、クレジットカード、ロハコなどのネットショッピング、クラウドソーシングのランサーズなどと連携し、自動で残高などを取り込むサービスのことを言います。
ですので、地方銀行をメイン銀行にしている場合は連携がまだ出来ていないということもあり、連携サービスが少ないとその会計ソフトが使えないということなんですよ。
私は弥生オンラインを無料お試しで使ったことがあったんですが、メインの地方銀行がまだ未対応だったので全く使いもんになりませんでした。
連携サービスはこれからも増えていくと思いますし、その場合は利用している会計ソフト各社からメールなどでお知らせが来ます。
会社の歴史の長さと継続性の違い
クラウド会計に進出してきた開発の歴史は次の通り。
MFクラウド | freee | 弥生オンライン |
2014年から | 2013年から | 2015年から |
歴史が古い会社というのはそれだけ実績と経験があるわけです。弥生なんて会計ソフトの会社としては1978年からやってますから。
弥生はインストール型の会計ソフトではシェアナンバーワンでしたが、クラウド会計には乗り遅れた感じがありますよね。
これからもっと便利に使える機能を開発していくためには開発のスピードも大切ですが、その事業自体をを継続してくれないと使用者は困るわけです。会社が潰れてしまってソフトが使えなくなっては今までの入力が台無しになります。
弥生は歴史も長く、クラウド後発組とは言え、今までの会計ソフトの経験と知識でもっと開発が進むでしょうし、まだ新しい会社のMFクラウドとfreeeには「頑張れ」と言うしかありません(笑)
各社クラウド会計はまだ始まったばかりですので、今後どれだけ便利になるのか楽しみです。
そもそもクラウド会計とは?
きのうのセミナーには、「クラウド会計ってなんですか?」という方も来ておられました。
確定申告の記帳を昔ながらの帳面に手書きで記帳するか、Excelで入力する。もしくはパソコンにインストールするタイプの会計ソフトを使っている方もまだまだおられるんだなぁと実感。
Excelや手書きの記帳は全て手で仕上げていきますよね。
パソコンにインストールするタイプの会計ソフトは、「弥生」の他「ソリマチ」や「会計奉行」などがありますが、どれもインストールしたパソコンでしか入力することができず、パソコンが壊れてしまうとデータもなくなってしまいます。
ですのでバックアップはすごく大切なんですが、結構やってないという(笑)
そこでクラウドの出番です。
- インストールする必要がない
- データはクラウドで保存されているのでバックアップの必要がない
- 税法が変わってもバージョンアップの必要がない
- ネットバンキングを利用しているなら自動でデータを取得して自動で仕訳してくれる
- 経営数字をリアルタイムで把握できる
- 自動でデータを取得してくれるので時間に余裕ができる
いい事だらけ。
デメリットをあえて挙げるとすれば、ネットバンキングの登録が必要だというところだけ。
地元の信用金庫がメインバンクの場合、そこがネットバンキングをしていなければクラウド会計を使うメリットすらありませんし、ネットバンキングには危険が全くないとは言い切れない。
セキュリティーはどの会計ソフトもきちんとやってますし、そこはキモですからね。
私はMFクラウドを利用していますが、これにしてからはもう~楽ちん♪経理の時間が大幅に減りました。

MFクラウドは家計簿のマネーフォワードと連携できる
MFクラウドは家計簿のマネーフォワードが作ったクラウド会計ですので、当たり前ですが連携ができます。
マネーフォワードの方が開発は早く、利用者数も多いですよね。
マネーフォワードで家に出入りするお金をすべて把握して、その中で事業用のお金を管理するというイメージで使用することが出来ます。
家計用の銀行の残高をMFクラウドで取り込んでもらっては困るわけです。クレジットカードも事業用と家計用で分けているのでそれも取り込まないで欲しいのです。
そこをMFクラウド側でチェックを外せば家計用のクレジットカードや銀行のデータは取り込まなくなります。
家に出入りするお金をすべて把握しつつ、経営状況もリアルタイムで把握できるというスンバラシイ機能です。
まとめ
クラウド会計でリアルタイムの経営状況を把握しつつ、経理の時間は大幅にカットできる。その上、どのパソコンからも入力できるので便利。
価格もインストール型より少し安く設定されています。
これからの会計はクラウドで決まりでしょう!
マネーフォワード主催のセミナーは他県でも開催されているので要チェックです。