柴田和枝さん著「50歳からはじめる人生整理術 終活のススメ」を読了。「ITを活用した終活」をオススメする理由。

アラフィフの悩み

こんにちは、 リエ です。

先日、近藤誠さんの著書「どうせ死ぬならがんがいい」を読み終わってからというもの、終活のことばっかり考えてました。

近藤誠さんの著書「どうせ死ぬならがんがいい」を読了。自分や家族の治療方針、終活の大切さを思い知る。
こんにちは! リエです。 オットが結膜と顔面のヘルペスのため通院していたので、待合室で待ってる間に近藤誠さんの「どうせ死ぬならがんがいい」を読み終えました。 どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社...

私が先に逝ってしまったら、のこされたオットは銀行でお金をおろすことも出来ないでしょうし、保険証券や印鑑もどこにあるか知りません。

 

オット
オット

お~い、新しい石けんどこにあるねん

 

石けんやハミガキ粉でさえ、どこにあるねんと聞いてきます。

 

リエ
リエ

洗面所の一番上の引き出しじゃ。ブヒ。

 

こんなことでは先に逝くどころか入院すらできない状況です。

反対にオットがもし先に逝ってしまったら、わが家の収入源であるオットが管理しているWEBサイトのログインすらできず、収入が途絶えるかもしれません。

もっと怖いのは、私達夫婦がふたりとも亡くなってしまい、ぼんちんやチョコ太郎が遺されてしまうこと。

可愛いこの子達に不安な想いは絶対にさせたくない。

そう思ったら居ても立ってもいられなくなり、ちゃんと終活を学んでおこうと思いました。

今日は柴田和枝さん著「50歳からはじめる人生整理術 終活のススメ」を読んで始める「ITを活用した終活」がオススメの理由をお話します。

 

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ITを活用した終活ってどんなん?

終活するにはまず本を読んでみようと思い、Amazonで見つけた本がこれ。

 

「ITを活用した終活」という、終活の本の中では珍しい本で、普段パソコンの前にいることが多い私にピッタリ。

Amazonで紹介されている本の内容文はこんなん。

本書は、これまで著者が得た経験やノウハウを実例など交えて、「写真整理」、「デジタル遺品」、「エンディングノート」の3つに焦点を当てた『ITを活用した“終活”』について紹介しています。

●「写真整理」
モノや遺品の整理で一番やっかいな写真をいかに効率的に整理するかを説明しています。IT機器を活用してデジタル化する方法やメリットなどをわかりやすく解説しています。

●「デジタル遺品」
インターネットで日頃利用している各種サービスやSNSのアカウント、パソコンなどのデジタル機器を万が一の時に困らないようにする対策などを説明しています。

●「エンディングノート」
自分の思いや希望、お金(財産)、葬儀やお墓の準備、医療や介護などを、Excelのテンプレートを使ってパソコンやタブレット端末で作成する方法について説明しています。

終活を考えているシニアの方はもちろん、「来たる日」に備えて自分の親世代のモノ/コトを整理しておいたほうがいいのではないかと考えている方、年齢的にシニアには達していないけれど万が一という時、残された家族などが困らないようにきちんと準備しておきたいと考えている方におすすめです。

引用:Amazon

 

今までのエンディングノートと言えば、手で書き込むタイプのものしかなかったように思います。

 

エンディングノートを鉛筆で書くというのはなんか違うような気がするし、ボールペンや万年筆で書き込むと間違った時に消すのがイヤ。紙面が汚くなるのがなんとなく許されへんというか。

でも、「50歳からはじめる人生整理術 終活のススメ」は、「ITを活用した終活」ということなので、エンディングノートもExcelで作ります

思い出の写真をすべてデジタル化

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私は最近の写真と言えば、なんでもiPhoneで撮っています。

昔ネットショップをやっていた頃は大好きなNikonの一眼レフでバシャバシャ撮ってましたが、病気をしてからは一眼レフが使えなくなり、今ではもっぱらiPhoneです。

iPhoneで写真を撮っていれば、InstagramやTwitterにアップするのもカンタンですしね。

 

そういうiPhoneで撮ってる写真の保存はカンタンなんですが、子供の頃の写真は古いアルバムにはさんだままではありませんか?

私も子供の頃の写真、そう言えば自分たちの結婚式の写真もアナログです。

それをスキャナーでパソコンにすべて取り込んでデジタル化してしまえば、破れたり色あせたりする心配もなくなり、いつでも見ることができます。

年代別に整理もしやすいですよね。「スキャナーはどれを選べばいいのか」「デジタル化する方法」など、この辺も本には詳しく載ってます。

IDやパスワードの管理術

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万一、万一ですよ。急にあの世へ逝ってしまったら、いまお使いのパソコンやスマホって誰でも使えるようになってますか?

もっと言えば、SNSやネットバンキング、楽天やAmazonなどオンラインショップ、AppleやEvernoteなどのクラウドサービスって、家族の誰かがあなたに代わってログインできますか?

これ、うちの夫婦は全くできません。オットのWEBサイトだって私はログインできませんし、私のクラウドサービスにオットはログインできません。

ログインできないということは、管理を放棄しているのと同じです

私も早急にExcelでエンディングノートを作って、各IDやパスワードを記録しておこうと思います。

この管理の仕方もExcelでエンディングノートに記録するので本には詳しく載っています。

パソコンやタブレットでエンディングノートを作ろう

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私がエンディングノートを作るならこんな風に記録しておこうと思います。

・お金のこと
・IDやパスワード全て
・もし寝たきりになった場合の介護について
・延命治療はいらない
・葬儀は必要最低限
・お墓はいらない。お骨は一心寺さんへ
・友人への伝言
・ぼんちんが残された場合の保護先
・チョコ太郎が遺された場合の保護先

これらを本を見ながら、Excelを使ってエンディングノートを作ろうと思います。

Excelでエンディングノートを作るメリット・デメリット

Excelでエンディングノートを作るのは手軽で敷居が低いと思いますが、メリットもデメリットもあります。

まぁ、手書きのエンディングノートも誰かに書き直しされることもないとは言えませんしね。

デメリットのひとつである「ファイルを失う可能性」だけきちんと管理しておけばExcelでのエンディングノートはメリットの方が大きいと思います。

<メリット>

・書き直しがすぐに出来て楽
・いつでも気軽に入力できる
・印刷して保存しておける
・クラウドに保存しておけばどこでも見ることが出来る

 

<デメリット>

・ファイルを失う可能性がある
・自分以外の人が改ざんできる
・パスワードがわからなくなる

 

この本にはエンディングノートや写真などの分類の仕方が、Excelのテンプレートとしてダウンロードできるサービスが本に掲載されていますよ。

まとめ

本を参考に思い出の写真をデジタル化し、エンディングノートを作っておけば、心のどこかにあるモヤモヤとした不安がきれいサッパリ吹き飛ぶような気がしています。

「50歳からはじめる」と書かれていますが、若い世代の方にも「親のモノやコト」を一緒に整理しておけばお互い安心ですよね。

エンディングノートをExcelで作るというのが、パソコンやタブレット世代には始めやすいんではないでしょうか。

万一のことがあってからでは遅いと考えている方にはぜひ読んで欲しいオススメの本です。

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